行きつけのスーパーでパック入りの豚肉を買った。ステーキ風に焼いてもいいし、パン粉を付けてカツにしてもいいと考えていた。夕食の準備をする段になって、そのパックをまじまじ見た時、「米国産豚ロース切身」と書かれているのに気がついた。 (「切身」「…
大谷翔平さんはピッチャーとバッターの二刀流だが、今日ご紹介する長洲与佳(ながすともか)さんは、琵琶と尺八をプロとして演奏する、邦楽の二刀流だ。 対談のお相手は、狂言師大蔵基誠(おおくらもとなり)さん。(2023/11/20(日)NHKラジオ深夜便「にっぽ…
数年前からお笑い芸人が作った絵本が話題になっていた。従来からある形の絵本ではなく、もっと精密に、まるでボタニカルアート(植物画)のように細かく描かれた絵本で、私もずっと一度見てみたいと思っていた。 著者はキングコングの西野亮廣(あきひろ)さ…
NHKのラジオ放送に「深夜便」という番組がある。夜の11時5分から翌日の午前5時まで1人のアナウンサーがMCを担当し、対談あり、音楽あり、落語あり、朗読ありsめの、夜眠れない人達や、夜中にふと目覚めた高齢者などに憩いや楽しみや情報を流してくれる。 …
今日1月18日(木)の話の内容は、アメリカ兵と恋する「小夜」がスズ子さん宅へ挨拶に来るところである。今まで、スズ子のお付きをしていた田舎者の小夜が、スズ子にアメリカ兵との結婚報告するために、彼を連れてスズ子の家を訪ねる。 アメリカ兵に騙されて…
皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。 1月も中旬になりました。どんど焼きも終わったころですね。 さて、私のブログも今週から再開いたします。 今年は、月3回(1,2,3週目火曜日)ブログ更新を行い、4、5週目は情報収集のためお休みにします。…
いつもhattori.tamoのブログを読んでいただいて、有難うございます。 皆さまからのご感想やご批判を、有難く思っております。 来年からはもっと本を読み、真実を見つめ、もっと深く考えて、意見を発していきたいと思っております。 今後ともよろしくお願い申…
小林武彦氏は、生物学者で、東京大学定量生命科学研究所教授である。著作に、『生物はなぜ死ぬのか』『なぜヒトだけが老いるのか』などがある。週刊文春(2023年7月27日号)掲載の「阿川佐和子のこの人に会いたい」で、小林氏の「シニア」というものに対する…
NHKラジオ放送「文芸館」で、藤岡陽子作『遺言』を聞いた。小さな作品であるが、私の姉が着物の着付け師であることもあって、興味深く聞いた。テーマが「着物」であるせいか、しみじみと胸に沁みるものがあった。 以下は、藤岡作品のあらすじをまとめさせて…
皆さん、こんにちは。 突然ですが、次の会話1~3に出てくる「これ(このりんご)」「それ(そのりんご)」「あれ(あのりんご)」は今どこにあるか考えてください。 話し手の女の子の名前は「スミレさん」、男の名前は「壮太君」です。 1.これ(このりん…
「男はつらいよ」「幸福の白いハンカチ」を世に送り出した日本映画の巨匠、山田洋次監督。そして、「最後のスター」と呼ばれ、主演のみを受け続ける映画俳優、吉永小百合さん。92歳と78歳。映画製作の舞台裏をカメラ(2023年9月27日(水)放映)は記録して…
これは先日友人のマンションへ行った時のことである。 友人は交通事故で入院していたが、1か月ほど前に退院し、家に戻ってきている。右足の骨折のため、まだ独力で立ち上がることができない。毎日の料理を作ることができず、ご主人が奥さんに教えてもらいな…
これは、NHK明日へのことば「腎臓病と闘う」(片岡浩史 1923/10/15(日)放送)を基にしています。 片岡浩史さんは、京都大学卒業後、JR西日本駅の改札業務や車掌を3年間経験。そのあとで、医学の道に進む。現在は東京女子医科大学腎臓内科医師。「腎臓ガイ…
239) 244)では「呼称」(名前の呼び方)、248)では「言葉と文化」特に、「感謝を表す言葉」について考えました。もうしばらく、「日本語文法」にとらわれず、日本語のいくつかの側面について考えていきたいと思います。今回は、変わりつつある日本語の「言葉…
今回は素晴らしい絵手紙の数々に堪能していただこうと思います。 これはすべて、息子のお嫁さんのお母さん(中島早苗さん)が描いたものです。お聞きしたことはないのですが、これだけの腕を持っていらっしゃるのですから、絵手紙の先生をやっておられたかも…
東京都武蔵野市の富田節夫さん(81歳)。「もうぶれたくない」と社会参加を目指して、一人ボランティアを続けてきた。そして、6年前に「こんなおじいちゃんでも、助けを待っている人のお役に立てる」と、ボランティア「ちょこっとお助け隊」を立ち上げた。 …
子供のころ、家から10分ほど行ったところに商店街があった。入口から1キロぐらいの左右に店が立ち並び、突き当りには小さな市場があった。商店街の天井は、アーケードがかけられていた。 商店街の店々はすべて庶民的な雰囲気で、入口から、酒店、薬局、果物…
皆さんは上方演芸の漫才師「宮川大助花子」夫妻をご存じだろうか? 漫才では花子がポンポンとまくし立てる小うるさい女房役、大助は常にヌーボーとして、受けに回る夫役を演じる。花子の言いたい放題のスピード感と、ゆったり、ボウヨウとした大助のスローな…
前回は、電車やバスで小さい男の子や女の子と乗り合わせたと仮定して、あなたは彼・彼女にどのように呼びかけるというのが宿題でした。 1.1)「坊や・ぼく・きみ・あなた・もしもし・あの~・(その他 )、これ落としたよ。」 ★結果:「ぼく(3人)、言…
今年の8月24日、政府は福島第一原発に溜った処理水(汚染水)を放出することに決めた。それに先立ち、岸田首相は、放出に反対する全漁連(=全国漁業協同組合連合会)との話し合いを実施した。 全漁連の漁師さん達の反対は根強く、彼等は風評被害への懸念や…
井垣伸子さん。女性数学者である。関西学院大学総合政策学部教授。Generalibityセンター初代所長。 子供のときから、算数や数学が好きで、トップクラスであった。文章題が大好きで、親が分からないのを解いて驚かせていた。毎日数学ばかりやりたいと思ってい…
「通販会社ジャパネットたかた」は長崎県佐世保市に本社を置く。その創業者高田明さん。 人より1オクターブは髙い声で自社の商品宣伝をする姿は、私の脳裏にも焼き付いている。 高田さんは、どうすれば商品の価値を正確に伝えることができるかを追求し、ま…
今週で2023年の8月もそろそろ終わりですね。 前回は「人の呼び方-呼称-」を取り上げました。前回の宿題1は、「自分の夫のことを友人にどう言いますか。「呼称」を考えてください。」というものでした。 年配の主婦の方が多かったせいか、「主人」というの…
前回の「戦争平和インタビュー1」の続きです。 岡本さん家族が平和に暮らしていたフィリピンのダバオでも、アメリカ軍の襲撃が始まった。岡本さん一家は森の中を逃げまどい、12人いた家族は、1人、2人と亡くなっていく。岡本家3女しずさんの話は続く。 …
7月の中旬から8月の終戦記念日まで、NHKではテレビ・ラジオを通じて、原爆や戦争に関する番組が放送される。被爆地の状況や戦争の実体験を、当事者の目を通して伝えていこうという番組が多い。 その時期だけ、まるで取って付けたように放送するという批…
『週刊文春』2023年7月27号は「高齢女性が不眠に克つ五カ条」というタイトルで2、3ページの記事を掲げている。 私の周りでも、夜寝られないとか、夜中目が覚めたらそのあとずっと眠れないという女性(70~80歳台)の声を聞くことが多い。 その原因は何か、…
今日はシンガーソングライター「南こうせつさん」のエピソードの一部を紹介します。皆さんは、フォークソングの「神田川」を覚えていますか? ワンコーラスをご紹介します。 「神田川」 作詞 喜多條忠(きたじょうまこと) 作曲 南こうせつ作 貴方は もう忘…
猛暑が続いて大変ですが、「日本語の文法」を覗いてくださって有難うございます。今日もよろしくお願いします。 まず、前回の宿題の説明をします。宿題のポイントは、「~てから」と「~たあとで」の使い方の違いについてでした。 1)子供:遊びに行っても…
今回は、前回に続き、高濱正伸さんのお話をお送りします。 「お母さん方を見ていると、お母さん方は子供の文章題で、子供をつぶし始める。 計算とか漢字はやった分、子供達は伸びる。分かりやすいし、あとを引かない。 一方、文章問題は違う。 文章問題も最…
これは、NHK放送の、新・教育論「生き抜く力を育てる」(2023/6/4)の一部を、2回に分けて紹介する。講演者は、教育者の高濱正伸さん。 高濱正伸さんは30年間、学習塾を中心に2万人の子を育ててきた。 30年前に予備校講師で生きていこうと思っていた時、そ…