2024-01-01から1年間の記事一覧

2701)★日本語(文法)ものがたり30「使われない言葉」

対談番組で言語学・国語学者の金田一秀穂氏と、作詞家の秋元康氏が対談をしていた。両者とも日本語を扱う仕事であるので、話の中身は「言葉」が中心になる。いくつかの「言葉」が消えつつあるが、現状はどうなっているのだろうという話が出た。 年配の人達に…

270)中西良太さんの人生のとらえ方

中西良太さんは中堅の俳優である。兵庫県西脇市出身、今年で70歳古希を迎えた。「十津川警部シリーズ」や「特命刑事」などの刑事ものや、数多くのテレビドラマ、NHKの大河作品にも出演している。映画監督もやったことがあるという。 「その1 渡瀬さんとの交…

269)『雑草のふしぎ』を読んで

NHK朝ドラの「らんまん」(2023年4月~同10月)がヒットした。植物に全人生を捧げる主人公 牧野富太郎・寿衛(すえ)夫妻の生き方を見て、野に咲く植物や雑草に興味を持った方々も多かったのだろう。 『雑草のふしぎ』稲垣栄洋(いながきひでひろ 静岡大学教…

268)★日本語(文法)ものがたり29「~個」

今日は物や人の数え方について考えます。 日本語では、数を言うとき、物の形状に応じていろいろな呼び方があります。人には「~人」、動物には「~匹」「~頭」、車や機械には「~台」、薄っぺらい物には「~枚」、長細い物には「~本」などです。これらの数…

267)世界に目を向ける

国際医療ボランティア桑山紀彦(のりひこ)氏。1963年岐阜県高山市生まれ。 精神科医 60歳。 学生時代(山形大学)に各地を放浪し、卒業後に休暇を利用して、フィリピンなど世界各地で医療ボランティアを始める。それ以来35年ボランティアを続けている。 中…

266)『どうせ死ぬんだから』を読んで

老年学が専門でもある和田秀樹氏の本は今までに何冊か読んでいる。共通しているのは、新書版なのに字が大きくて、隙間が多くて、太字が目立って、「これは、普通の文字の大きさと行詰めなら、本、半分ぐらいの量しかないなあ」と思わせる。ゆったりと、余白…

265)★日本語(文法)ものがたり28「切(り)身」

行きつけのスーパーでパック入りの豚肉を買った。ステーキ風に焼いてもいいし、パン粉を付けてカツにしてもいいと考えていた。夕食の準備をする段になって、そのパックをまじまじ見た時、「米国産豚ロース切身」と書かれているのに気がついた。 (「切身」「…

264)尺八と琵琶の二刀流

大谷翔平さんはピッチャーとバッターの二刀流だが、今日ご紹介する長洲与佳(ながすともか)さんは、琵琶と尺八をプロとして演奏する、邦楽の二刀流だ。 対談のお相手は、狂言師大蔵基誠(おおくらもとなり)さん。(2023/11/20(日)NHKラジオ深夜便「にっぽ…

263)『えんとつ町のプペル』を読んで

数年前からお笑い芸人が作った絵本が話題になっていた。従来からある形の絵本ではなく、もっと精密に、まるでボタニカルアート(植物画)のように細かく描かれた絵本で、私もずっと一度見てみたいと思っていた。 著者はキングコングの西野亮廣(あきひろ)さ…

262)★日本語(文法)ものがたり27「すこやかにお過ごしください」

NHKのラジオ放送に「深夜便」という番組がある。夜の11時5分から翌日の午前5時まで1人のアナウンサーがMCを担当し、対談あり、音楽あり、落語あり、朗読ありsめの、夜眠れない人達や、夜中にふと目覚めた高齢者などに憩いや楽しみや情報を流してくれる。 …

261)朝ドラ「ブギウギ」

今日1月18日(木)の話の内容は、アメリカ兵と恋する「小夜」がスズ子さん宅へ挨拶に来るところである。今まで、スズ子のお付きをしていた田舎者の小夜が、スズ子にアメリカ兵との結婚報告するために、彼を連れてスズ子の家を訪ねる。 アメリカ兵に騙されて…

260) 『読書脳』(2023出版)を読んで

皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。 1月も中旬になりました。どんど焼きも終わったころですね。 さて、私のブログも今週から再開いたします。 今年は、月3回(1,2,3週目火曜日)ブログ更新を行い、4、5週目は情報収集のためお休みにします。…