260) 『読書脳』(2023出版)を読んで

皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。

 

1月も中旬になりました。どんど焼きも終わったころですね。

さて、私のブログも今週から再開いたします。

今年は、月3回(1,2,3週目火曜日)ブログ更新を行い、4、5週目は情報収集のためお休みにします。

 

取り上げる内容は、次のようです。

  • 自分が読んだ本の紹介・感想
  • ラジオ放送その他で得た情報の紹介・感想
  • 「ことば(日本語他)」についての情報・思うこと

 

1月はイレギュラー(変則)で、第3,4,5週目火曜日にブログをお送りします。

 

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260) 『読書脳』を読んで

  著者:樺沢紫苑(2023) サンマーク出版 1760円

 

         

 

 著者の樺沢氏は、精神科医であり、ベストセラ―作家である。読書法のHow toものでありながら、もう少し深いところに視点を置いた本である。痛いところに手の届く丁寧さと、目配りがある。

 主に、著者の経験・体験に基づいて提言されている。

 読書に関する事柄が網羅的に取り上げられ、中心部分だけでなく、周辺の細かいケースも取り上げ、解説している。

 読書感想をどういう形で示すかという点で、私なりの疑問・悩みを本書がどう説明しているかを軸に据える。(以下、私自分の疑問(「?」)と、著者の説明(「●」)を示す。)

         樺沢紫苑氏

 

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?私はせっかく本を読んでも、すぐ忘れてしまう。すぐ忘れるから、本を買って読んでも甲斐がない。読んでも仕方がないという気持ちがある。

 

  • 本の内容を覚えているかいないかは、読書後のアウトプット(外に出す)にかかっている。読んだ内容や感想を人に話す、メモする、ポイントをまとめる、感想を書くといったアウトプットにつなげることで、忘れる度合いは減るし、忘れにくくなる。残った記憶は10年以上続く。

 

?毎月コンスタントに本を読みたいが、お金がかかる。

  • 大体の目安を決める。月1万円程度にすれば、年12万円。この程度なら可能になるだろうから、これを基準として、コンスタント(一定)に本を購入し、読む。

 

 

 

?本は荷物になる。置く場所を増やしたくない。

  • 電子書籍も非常に簡便で、使いやすい。本の値段も2,3割安くなる。場所をとらないので、一考する価値がある。本は人に差し上げたりするのもよい。

               

?私はベストセラーの本、今話題の本、人がよく読んでいる本を読まなければと思って、買ってしまう。どんな本を読めばいいか?

  • 本は、どう読むかより、何を読むかが重要である。まず何が読みたいか、自分の目標を設定する。幸福感に包まれて読むと、記憶力も高まる。ワクワクする本をワクワクしている間に一気に読むのが一番いい。ベストセラーやランキングに頼らないで、自分軸を持って本を選ぶ。

 

?私は、どうしても高度な本を読まなければと思ってしまう。入門書や基礎本より応用的な本を選んでしまい、結局、難しくて、読めないで、積読(つんどく)になることが多い。

           

  • 今の自分のステージに合った本を読むようにする。まず入門書から読む。そして基本知識と全体像をつかむ。このやり方のほうが、結局、長続きする。

         

 以上、大まかですが、樺沢紫苑著『読書脳』を紹介いたしました。