2021-01-01から1年間の記事一覧

131)簡単料理レシピのご紹介

前回春菊料理の2つのレシピについて書いた。料理ついでに私が時々作る簡単レシピを紹介したい。 1つは明太子ポテトサラダ、もう1つはライスピザである。どちらも、テレビ番組で見たものだが、簡単な割にはなかなかおいしい。 明太子ポテトサラダ じゃがい…

130)浪花千栄子の大阪弁

5月24日で終わってしまったが、NHK朝ドラ「おちょやん」の主人公千代は、往年の大女優浪花千栄子をモデルにしたドラマであった。 浪花千栄子は1907年(明治40年)11月19日 から1973年(昭和48年)12月22日)まで生きた人である。私の世代は、30年弱の間、彼…

129)シニア男性の女性化

健康番組で、ある医師から、「男性は加齢に伴って女性化していく」という話を聞いた。 私にとっては、目からうろこの話である。 概略は次のようである。 「加齢に伴って、血液細胞(白血球やリンパ球)のY染色体が徐々になくなっていくことが知られている。…

128) #日本語 「帰りたいとは思いました」

朝、私たち夫婦はいつものように7時半からのテレビニュースを見ていた。ミャンマーの政情不安のニュースが取り上げられていた。 ミャンマーから帰国した日本女性が、空港でテレビ局の取材者から、「日本へ帰りたかったですか?」という質問を受けた。女性は…

127)NHK「あさイチ」近江アナと鈴木アナ

毎日朝ドラの「おちょやん」に続いて、「あさイチ」を楽しませてもらっている。3月で前司会者の近江友里恵アナがやめ、産休明けの鈴木菜穂子アナがあとを引き継いだ。鈴木アナは朝7時のニュース、夜9時のニュース等を担当したNHKのトップアナである。 前任…

126)バスの中のご親切

長男がまだ赤ん坊のころのことである。そのころは両手が空くというので、長男をおぶって出かけることが多かった。男の子だったこともあって、1歳近くなるとかなり重くなる。痩せ型の私の肩におんぶ紐が食い込んでくる。 ある日、買い物の帰りにバスに乗った…

125) #日本語 「伸び感・抜け感・ぬめり感・・・」

最近使われている日本語の中で、おやっと思うことがいくつかある。今までに言葉については2、3取り上げてきたが、今回は「~感」という表現について考えてみたい。 「危機感、高級感、期待感、責任感」というような「~感」という使い方がある。3字熟語に多…

124)「平成の三四郎」古賀稔彦さん

柔道家の古賀稔彦(としひこ)氏が亡くなった。53歳の若さである。死因はガンということである。 「平成の三四郎」と言われ、小さな体で大きな相手を投げ飛ばした。1992年のバルセロナオリンピックで金メダルを獲得した。 32歳で引退してからは、自宅に創設…

123)4、50代でやり始めてください。

若いころは「仕事命」というところがあって、自分の健康をかえりみず、その仕事に没頭してしまうことが多い。私も4,50代のころは論文を書くために一日中机に向かっていたし、背中が少々曲がっても、胃が痛くなってもかまわないと思うことも多かった。 4,50代…

122)公園の白い猫

1か月前ごろから1匹の白猫が町内の公園に住み着くようになった。 それほど大型ではない。初めて見たときは、佐野洋子氏の絵本『100万回生きたねこ』に出てくる白猫を連想させた。きれいな猫である。 私はどちらかというと犬派で、何を考えているのか分から…

121)御徒町のうどん屋さん

自分自身はどちらかというと、せっかちである。特に用事とか仕事とかは、さっさと終わらせたいほうである。現役中は毎日ほぼ5つの仕事を抱えていた。それは授業の準備であったり、教材作成であったり、講演会の準備であったり、掲載コラムの下書きであった…

120)花瓶の花の絵

小学校4年生のとき、同じクラスに同じ名前の生徒が2人いた。1人は中島昭子、つまり私で、もう1人は中島静子と言った。同じ苗字なので出席順もくっ付いていて、いつも名前が「あ」で始まる私が先で、静子が次に続く。 自慢げに聞こえるが、私は成績も優秀…

119)分かりにくい日本語

最近コラムなどの日本語の文章が、分かりにくくて困ることがある。特にOnline記事などにそういう場合が多い。 これは、2021/01/17、某有名雑誌のOnlineに載っていた記事の一節、「目の前にいる人を大事にしよう」である。 (下線を入れたところは私自身が意…

118)ズームデビュー

一時中断されていた小さな勉強会が、再開されることになった。勉強会といっても、最近は同窓会の色彩が濃い会である。 このコロナ禍では以前のようにどこかに集まることができない。会のメンバーは10数人で外国人に対する日本語教育に関わる、または、関わっ…

117)ガチャポンをめぐって

ときどき回転寿司屋に行く。値段が安いというのもあるが、カウンターの前に板前さんがいないので、気が楽である。 K店は回っているお皿にすべてプラスチックのふたが付いているので、このコロナ禍では安心な気がする。 私達の座席の一つ奥に子供連れの家族が…

116)鉄道写真家中井精也さん

中井精也という鉄道写真家は、本当に太っていて、重いカメラと大きいリュックを背負い、汗だくになって撮影スポットを探し歩く。動きにピシッとしたところが全然なく、だらしない格好だなあというのが最初に受ける印象である。 彼は小高い丘を登っていく。丘…

115)菅首相の話し方

菅首相に対する話し方の批判が出ている。 菅氏は丁寧な人間なので、 「非常に厳しい状況だと認識いたしております。」 「心から感謝を申し上げる次第です。」 というように、話し方も敬語が満載で、丁寧だが、場合によっては曖昧に聞こえる。 批判の中に、菅…

114)「思い」

「思い」とも「想い」とも書く。ものの本では、前者は頭で思うこと、後者は心で思うことと書いてあったが、その分け方ではかえって混乱してしまう。便宜的に、ここでは「思い」を使う。 今回は少し故人への「思い」について考えてみたい。 誰かが亡くなった…

113)また逢う日まで

尾崎紀世彦が歌う「また逢う日まで」は多くの人に愛され、また、聴く者の心に響く歌である。日本レコード大賞も獲っている。 この歌には原曲があって、先日、原曲と「また逢う日まで」を並べて聞く機会があった。両曲とも阿久悠作詞、筒美京平作曲である。 …

112)庭の垣根のカイズカイブキ

隣の家の奥さんが一週間ほどかけて、垣根のカイヅカイブキを短く剪定した。 我らが住宅団地も出来上がってから38年になる。38年間の間各家のカイヅカイブキはどんどん伸びて、鬱蒼とした生け垣になっている。カイヅカイブキは枝先が火炎状になり、側枝が旋回…

111)注射の下手な研修医さん、看護師さん

病院続きに日頃思っている注射に対する不満を・・・。 病院へ行くと、検査のために採血をされることが多い。これが入院となると、様々な採血、点滴が繰り返される。 私は血管が細いせいで、採血のために常にひと悶着が起こる。 採血といっても採血室で行う場合…

110)入院患者への付き添い

夫が初期肝臓がんのため、東京の大学病院に入院した。肝臓の右側に14mmのポリープができているという。20mmまでは初期の初期ということで、あばら骨の下あたりに針を通し、ラジオ波で焼き切るという。外科手術ではなく内科的手術なので、全く心配は要らな…

109)女友達の一人

Y代と知り合ってから、まだ10年少しである。市の公民館のカラオケサークルに入会したとき、彼女はすでにメンバーであった。I県土着のおばちゃんといったタイプの人で、体も太っているが、肝っ玉も太い。よくカラオケの先生に歌が訛っていると言われていた。…