111)注射の下手な研修医さん、看護師さん

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病院続きに日頃思っている注射に対する不満を・・・。

 

 病院へ行くと、検査のために採血をされることが多い。これが入院となると、様々な採血、点滴が繰り返される。

私は血管が細いせいで、採血のために常にひと悶着が起こる。

 採血といっても採血室で行う場合と、医者や看護師が病室まで来て採血する場合がある。前者の場合は、採血の専門家が担当するのであるから、あまり失敗はない。いや、ないこともない。経験不足の担当者に当たると、2,3度注射針を引き抜いて、針の刺し直しをすることもある。しかし、入院室の場合より各段に少ない。

  

 悲劇は入院ベッドで、それも研修医が注射や点滴の針を刺す場合である。

 

「〇〇さん、腕を見せてください」

「いつもどっちの手ですか」

 

などと、最初は気軽に、明るく声をかけてくるが、私の腕をさすって、「うーん」と唸り始める。

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 研修医・看護師さんには二つのタイプがあって、「うーん、血管が細いですね」と言いながら、でも、すぐに針を刺してくる人と、「うーん、細いですね」と言いながら、右手を調べ、次に左手を調べ、また右手を調べて「こっちでやりましょうか」と言って時間をかけ、慎重に慎重にポイントを調べ針を刺す人がいる。

 失敗するのは前者で、すぐ針を刺すのはいいのだが、それからが大変だ。血管に行き着く手前でさぐり針をする。針を刺したままぐるぐる動かすのだから、こちらは痛くてたまらない。 

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 一発で成功するのは後者の注射針を刺すまでが慎重なお医者さんや看護師さんの場合。刺すまでに時間がかかるが、100%外したことがない。必ず一発で血管をとらえる。

 

 採血もさることながら、点滴などの静脈血管探しはもっと難しい。注射針より太い針を刺すので、うまく静脈に入らないで、針を刺したところが腫れたり、青くなったりする。痛みを伴うことも多く、我慢をするとどんどん痛みが増す。

 注射の下手な研修医や看護師は当然ながら点滴の針刺しが下手である。

 

 押しなべて言えることは、経験を積んだ医師や看護師は注射や点滴の針刺しがうまい。経験不足の人は必ずと言っていいほど下手である。

 

 患者は文句を言えないで、多くの場合ニコニコしている。

「私の血管が細いから」などと丸で自分が悪いように、遠慮して我慢している。

 

 針刺しが何回か以上失敗すると、別の担当者に代わることになっているらしい。何回も失敗して、「先生を呼んできます」と言った研修医や看護師も何人かいた。

 

 経験の浅い研修医さん、看護師さん、患者はニコニコしていてもつらいのですよ。患者に甘えていないで、一日も早く注射や点滴が上手くなってくださいね。

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