43)外国人留学生の会話(5)自分らしさの仕事選びの基準

外国人留学生の会話(5)として、「自分らしさの基準で仕事選び」を取り上げる。

社会人となってまずやらねばならないことは、仕事探しである。自分はどういう基準で仕事を選ぶのか、自分に合う仕事か、給料はどうか、働く環境はどうか、その仕事は社会的に意義のある仕事かなど、学生の個々の人生観からいろいろな意見が述べられている。①では、その仕事が自分に合うかどうかということが話の中心になっている。

司会者qが用意した質問は1~5にわたっているが、実際の会話では1と2を取り上げる。1と2の会話に3~5についてのディスカッションも含まれている

会話の参加者は、韓国、中国、ドイツ、オーストラリア、アメリカなどである。前回の会話「結婚」に続いて、ほとんど修正を加えていない会話の原板でお送りする。

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q:はい、これから討論を始めます。司会のクォンとポールです。よろしくお願いいたします。

p:はい、今日は討論によくいらっしゃいました。今日のテーマは「自分らしさの基準で仕事選び」ていう記事について話し合いますが、皆さんの手元にいくつかの質問を準備して配りましたが、まず、読みます。ちなみに私はpです。

第1(→第1番目は)「自分らしさ」という基準は何か。つまり、基準ね、自分らしさは何ですか。

2番(→2番目は)「自分らしさ」ではない場合はどんな基準があるか。

3、仕事を選ぶとき、たとえば、どちらか1つしか選ぶことができないなら、皆さん、どちらを選びますか。どいう(→どういう)基準で選びますか。

4番、「自分らしさ」の基準で選ばないのはどんな原因があるか。

5番、「自分らしさ」の基準で仕事を選ぶ状況は、現状はどう変わっていくか、ていうことです。

q:で、まずは、あのー、1(→第1番目)の内容、「「自分らしさ」という基準は何だか」から、あのー、考えていきたいと思いますが、あのー、皆さんはどう思いますか。

(静か)

ま、あの、自分にとって「自分らしさ」という基準は何だか、あのー、まず、あの、孫さん、意見を聞かせたい(→聞きたい)んですが。

s:はい、sと申します。「自分らしさ」というのは、私にとって仕事を選ぶときに、それは自分にとってやりたいこと、やりたいことです。

あるいは、えー、これから、しょうれい、将来性があることです。これは私にとっての「自分らしさ」の定義じゃないかなと思います。

q:たとえば、あの、まあ、将来性がある仕事ていうのは、sさんにとって具体的にどういう仕事ですか。

s:それは、この業界は将来性があるということじゃなくて、私にとって長く続けることだ、続けることを予想できるものだと思います。

p:つまり、その仕事が、自分にとって楽しい、興味があるっていうわけですか。

s:楽しいというより、やっぱり、これから長く続ける(→続く)かどうかの問題です。

ときには、一時的にこの仕事はちょっとつらいとか、このままやりますと(→やるのは)非常に苦しいと思ったこともあるかもしれませんが、でも、これからは、きっと自分の好きな仕事になれると思う仕事もあるかもしれません。それは私の考え方ですが。

q:えー、ほかの方は。

h:sさんの意見は、そうすれば、「自分らしさ」というのは、自分が好きなことすることですか。

あー、私の考えは、なにか、「自分らしさ」の中には、自分が持っている才能についても考えなければならないと思いましたけど。たとえば、才能ときょみ、興味が違う場合は、どんな選択をしなければならないかな、その問題に対して・・・。

q:hさんが今おっしゃったことは、自分の能力が発揮できるか、ということですか。

h:すみません、もう一度お願いします。

q:今おっしゃったことは自分の能力が発揮できる仕事ですか。

h:はっき?

q:あのー、そうですね。使える、自分の能力が使える、簡単に言えば。

h:努力、能力?

q:才能。

h:あ、才能、はい、そうです。

私が聞いたことがあります(→聞いた話です)けど、何か女子選手があります(→います)、野球の選手があります(→います)、韓国。

えー、彼は野球が好きだ、彼女は野球が好きだから、今までじっと(→ずっと)野球をしていますけど、彼女の場合は、ピッチャーです、ですけど、スピドが、スピドが、ボールのスピードが100キロくらいですね。

普通のプロ選手はもう140キロぐらいですけど、うーん、ほかの人は、もうソフトボール選手の中には、おんどうに(→本当に)140キロ以上できる人もありますけど、私の考えは、その女子選手が(→は)野球が好きで、好きだから野球今じゅうっと(→ずっと)してますけど、彼女が(→は)才能がないと思います。

だから、100キロ以下の選手なら、必要チムないです。彼女を必要だと思うチームはたぶんないと思いますから。

p:hさんはどうすればいいと思いますか。自分らしい仕事ができるために。

h:それは仕事の問題ですから、もう野球は好きなら、もう趣味で、興味で、アマチュアでできますけど、仕事の問題は、何か生きている、生きているために必ずすることですから、うーん、ほかの方法を探さなければならないことだと思います。

q:ありがとうございます。えー、rさん。

r:私にとって「自分らしさ」というのは、自分に似合う(→合う)、こと、自分の性格に似合う(→合う)かもしんないけど、あの、服とか髪型は(→と)同じように仕事も自分に似合わない(→合わない)と、その仕事はまあ、だめになるんでしょうか。

q:そういう点について、詳しく。

r:自分の性格に似合う(→合う)、それは一番大事。

q:rさんの場合はどんな仕事?

r:まだ決まってないんです。

p:今まではやりたいこと、好きなこと、続けられること、自分に似合う(→合う)ことなどを「自分らしさ」の定義につきました(→としました)けど、それに加えたいこと、または、反対する意見はほかに誰かありますか、nさんどうですか。

n:僕の意見はhさんとだいたい同じ意見だと思います。

あのー、僕にとって一番、仕事を選ぶとき一番大切なことは、ほんとに自分が何が得意なこと(→得意か)を考えて、それをやればいいと思います。

ほんとに何か一番得意なことだったら、もうできるし、それでも評価がもう出てくるし、もういろいろ何か進歩もあるから、それが一番大切だと思います。

もちろん、何かそういう性格の問題もあるんですけれども、うーん、僕にとってたぶんそういう性格の問題はそんなに大きくないと思います。

もうだいたい何か自然に、全然似合わない(→合わない)ことはもう考えてないから、あのー、仕事を選ぶときにはいろんな選択があって、その選択の中はだいたい、あのーだいたい似合う(→自分に合う)ことだから、その中で一番得意なことを選べばいいと思います。それだけです。